盛り付けや器にもこだわり 常に「旬の味」を追求料理へのこだわり

旬の食材への飽くなき探求

名物料理は作らないと銘打つ当館のお料理。今、美味しいものを皆さんに召し上がっていただきたいから。それは農家さん、漁師さん、そして私たちの想いを汲んで共に歩んでくれる仲買人の皆さんの力があってこそ。地元はもちろん豊洲市場にも流通を持つ当館。お客様の「美味しい」を誰よりも喜び当館が全幅の信頼を置く、プロ集団をご紹介します。

お米

新潟県米農家「上松さん家」

新潟県阿賀野市で丹念に米作りに励む当館の契約農家上松さんの「こしひかり」と「こしいぶき」。五頭山系ミネラル栽培によって育てられたお米を料理の水分量、実現したい食感に合わせて料理長は使い分けます。新米の時期の塩むすびはまさに秀逸。

鮮魚

豊洲市場「亀本商店」

相模湾、駿河湾の地場魚介類はもとより、日本全国の旬の魚介類に常に目を向けるのが当館のモダン懐石の真骨頂。豊洲市場「亀本商店」の一級の目利きがそれを実現させてくれています。朝の競りで落とされた品は昼間には当館に届く新鮮さです。

まぐろ

「やま幸」の生マグロ

当館がこだわるのは「生マグロ」。豊洲(旧築地)市場一、いや日本一と名高いマグロ仲買「やま幸」から仕入れるのは大間、戸井、銚子、勝浦、三陸はいざ知らず、遠くはカナダ、ボストンでも一度も凍らせない「最高の生」。この味、ご堪能あれ。

野菜

「箱根西麓三島野菜」

数万年前の箱根火山の大噴火によって噴出した火山灰が長い年月で良質な土に変わり、特に葉物、根菜の有名産地として江戸に名を馳せた箱根西麓の野菜。農家さんが朝収穫した野菜を料理長自ら仕入れ、吟味して皆様の宴に華を添えます。

マグロ専門仲卸「やま幸」

日本中の寿司屋の名店がいつか仕入れたいと声を上げる、その相手こそ山口幸隆氏が代表を務めるマグロ仲卸の「やま幸」。
「良い鮪(マグロ)は絶対に他の鮪屋に渡さない」のポリシーは山口氏のマグロへの情熱そのもの。その想いはTBS系「情熱大陸」(2018年)で放映されたとおり。年初めの初競りで毎年最高値のマグロをも競う彼らは、仲卸としての商売相手の我々はもちろん「お客様のお客様の満足」を明確に見据えた志あってこそ。このマグロ、一度は食してみるべき。

やま幸

月を眺めながら、
お酒を片手に語り合う

旅館の夕食はまさに旅のハイライト。想い出に残る素敵な時間にしていただきたく、美味しい料理はもちろん、当館のモダン懐石とペアリングした美味しいお飲み物を多数ご用意しております。日本酒、麦酒、焼酎、果実酒、ウィスキー、ワイン、茶そしてノンカフェインのコーヒーまで。全ては一夜の宴のために−。

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旨い料理に旨い酒あり

日本酒通ならずともその名を聞く、米どころ山形が産んだ銘酒「十四代」。数ある銘酒の中から、やはりこれと当館の利き酒師が選んだのは甘味、こく、切れ味が絶妙で、素材そのものの旨みを活かす当館のモダン懐石ともよく合う「純米吟醸」。他にも、近年注目目覚ましい「磯自慢」(当館ではあえて本醸造を選択)、「獺祭 二割三分」、日本酒の王道「萬寿」や地元神奈川の知る人ぞ知る銘酒「丹沢山」、栽培醸造蔵「いづみ橋 恵」(日本酒度+15~20の超辛口)等、豊月厳選のレパートリーをお愉しみください。

十四代、獺祭、磯自慢、
そしてこだわりの地酒まで。

【日本酒ラインナップ】
「十四代」純米吟醸、「獺祭」純米大吟醸 二割三分、「久保田 萬寿」純米大吟醸、「磯自慢」特別本醸造、「丹沢山」純米酒、「いづみ橋 恵」純米酒、「九頭龍」純米酒、「箱根山」清酒など

豊月こだわりの焼酎、
プレミアムな焼酎、ここに集う。

ここは酒屋ですか?焼酎の品揃えを聞いてよく耳にする声です。
昨今の焼酎ブーム。「昔はあんなに高くなかったのに・・・」という声とともに、なかなか欲しくても手に入らない商品が増えてきました。「ならば、豊月が何とかしよう!」と始めた焼酎集め。まだまだ数は少ないですが、厳選の逸品を取り揃えています。

全てはこの焼酎のうまさから始まった...「森伊蔵」

鹿児島産有機栽培のサツマイモと、手間のかかる伝統的な甕壺で熟成させた芋焼酎。まろやかで舌触りのいい凛とした飲み口は女性にも人気。「魔王」、「村尾」とともに「鹿児島の3M」と言われ、焼酎ブームのトップをひた走る。焼酎好きなら一度は飲んでみたいといわれる逸品です。
他にも、箱根からその雄大な姿を望める富士の山の大自然が生み出す恵み芋焼酎「富士山」も人気の一品。数十年の時を経て富士山麓に湧き出る伏流水で造られた地域限定芋焼酎は力強い芋の旨さの奥に、優しい甘さがのびゆく味わいです。

厳選の器に描かれる
料理を目で味わう

目でも愉しめる料理−。それを目指す豊月は器(うつわ)にもこだわりたいと思っています。ほんの数寸の空間に盛り付けられた魚や野菜が踊るような舞台であるかのように。
時には温かく、時には冷たく、そして時には器そのものが語りかけるように、お食事の時間が華やかで愉しげな時間となるために。
私たちの探求は続きます。

「器」は上等な食材と
同じぐらい大切なもの。

豊月のお食事「モダン懐石」や「健康朝食」では、古来より日本のみならず、
世界各地で脚光を浴びてきた有田焼(伊万里)を創業以来主に使用しております。
毎年、豊月に車満載の器を持って来館する有田の「陶舗」とともに、館主、女将、料理長が新たな器を選定。新たな器がどんどん増えていきます。他にも箱根寄木細工の工芸品が器に変わることも。「目で味わう」愉しみも私たちは大切にしています。

豊月の歴史とともに感じる
時代の移ろい。

割れてしまったり、欠けてしまったりした器は出来るだけ買い足し、いつまでも使います。豊月にとって器はその時々の世俗、成長を感じられる大切な財産。だから、豊月の器は増える一方。これからも増え続けます。
その探究心は忘れません。

毎月の献立に合わせて、
おいしさを引き出す器の力。

豊月では、お客様に美味しく味わっていただくために、お料理に合うお皿、お料理を暖かく保ってくれる器など、様々に選りすぐった器におもてなしの心を込めています。もちろん献立とともに毎月替わる器の数々。器と料理の調和こそ「モダン懐石」の醍醐味です。
目で興じ、鼻でうなずき、舌で癒される・・・。
器という風景に厳選の食材と熟練の技で描く料理長の芸術をご堪能あれ。

お気に入りの器をご紹介

  • 流氷角丸八寸皿(天狗谷窯)腐

    女将「真ん中の角の中に料理がおさまり、まるで皿全体が額(がく)のよう。春の絵、夏の絵・・・etc 料理長はここに素敵な絵をたくさん書いてくれます」

  • 天目辰砂梅型高台鉢(泰明窯)

    料理長「独特の色は存在感が強く、料理と合わせるのにとても使い勝手が悪いのですが、逆にそこが好きで、何とかこの器に合う料理を試行錯誤、挑戦しています」

  • 丸重ね玉付三日月向付(古千窯)

    館主「まさに豊月をイメージした皿。豊月のロゴは満月ではなく、三日月を使用しています。その所以は"まるくな~れ"と皆で願いを込めてなでるうちに和やかな気持ちになれるから。三日月をご覧になったときは、是非豊月を思い出してください」

【お料理・料亭情報】

・ご夕食17:30・18:30より、料亭は21:00までご利用いただけます。
・ご朝食8:30・9:00より10:00までご利用いただけます。
※少しお早い時間のご朝食をご希望の皆様へは、8時に用意することも可能です。お申し出くださいませ。
・健康上、お召し上がりいただけない食材や、量をお控えになられている等、特別な対応が必要な場合は事前に、お気軽にお申し付けください。できる限りの対応をさせていただきます。(その場合、献立が変わることもございますので予めご了承ください)
・服装は、もちろん気楽な格好でどうぞ。(お部屋には2枚の浴衣を用意しておりますので、ご利用ください)
・個室料亭は「掘りごたつ」または「テーブル席」で、いずれも足を伸ばせます。
・ご利用人数、条件等により、客室(原則別の客室)を使用してお食事を提供させていただくことがあります。